ビニールのクロス
中国では、肉でも魚でも骨付きのものが好まれます。揚げても蒸しても煮込んでも骨からおいしいダシが出るのでジューシーで美味しいからだと思います。骨は軟骨をガリガリかじってきれいにしゃぶります。当然レストランでは食事が終わるとテーブルの上は骨の山。ほとんどのお店では食べカスは大きめのお皿に集めて食器といっしょに下げて行くけど。その店は違いました。テーブルの上の骨や食べカスは片付けず、お皿に残った料理や飾りの野菜まで全部テーブルの上にぶちまけると食器だけまとめて下げて行きました。それからもういちど戻って来たので見ていると。テーブルクロスを風呂敷の様にまとめて持って行きました。「速い!」細かい食べカスをひとつひとつ拾って下げてテーブルを拭きあげる手間を考えると遥かに早くてきれいです。薄いビニールのテーブルクロスは街の安くて忙しいお店では大活躍!食べ終わりそうなテーブルの横ではもう席を待つお客が並ぶような店では、片付けの早さもサービスのうちなのです。
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